車のリアフェンダー交換の手順とポイント

こんにちは、もみーです。

今回は鈑金では頻度の高いリアフェンダー(クウォターパネル)交換の様子をご紹介いたします。

車のパネル交換がどの様に行われているか興味のある方は見ていってくださいね。

途中で写真が同じ車両ではありませんが手順は一緒なのでご了承ください。

交換されることのおおい部分のパネル

リアフェンダーは単独での破損の確立も高く交換する頻度も非常に高いパネルです。

破損状況にもよりますがボルトオン(ネジでとりつけられている部品)では無いため交換するかパネルを鈑金するか考慮するのがよいかと思います。

特に高年式の高額車両では下取り査定の際に鈑金してあるよりパネル交換のほうが査定額ダウンする傾向がおおいため注意が必要です。

判断の目安は?

アイキャッチ画像を参考に説明していきますとダメージの入力はリアタイヤ前から後ろまで、フェンダー内のインナーパネルまで破損しているため今回は修復不可能のため交換したほうがいいと判断いたしました。

新品パネルは内部や隣接するパネルの修復する基準にもなる為適格な判断が仕上がりの良さに影響してきます。

パネルの取り付けには半自動溶接とスポット溶接を使用するため車両内部が燃えてしまわないよう余裕をもって取り外しておきます。

パネルを取り外す前にあら引きといっておおまかに交換しない破損個所を修復しておきます。そこまで済んだらいよいよパネルを切っていく工程に入ります。

パネルの切断工程

車の外装パネルは非ボルトオンの場合ほとんど溶接で付いています。

極々一部の輸入車などは専用の接着剤で付いているものもありますがまずお目にかかれません。

先ほども少し名前がでてきましたがスポット溶接がおおく使われています。

少し見にくいですが小さなマルです、おおよそ7ミリぐらいですね今回は。

場所によって外形はかわってきますが8.2ミリの専用のドリルスポットカッターで必要なパネルだけに穴をあけるようにマルを切り取っていきます。

スポット溶接でパネルが付いているということは溶接されている相手側のパネルがあります。

2枚、3枚と車はパネルを重なりあわせて作られていますから要らないパネルだけを外せるように1枚もしくは2枚とスポットを切っていく必要があります。

ここが職人技で無駄なパネルにダメージが内容に手の感覚だけで必要な深さ(パネルの枚数)だけ切っていきます。

なれないうちは2枚重ねのパネルを貫通させてしまいます。(笑)

スポットを切った後の状態

このように切り取ったマルの跡が残っていますね。

スポットを必要範囲切り取り、新品のパネルを繋いでいく箇所をエアーソーで切断したらパネルは外れます。

このように外装パネルを外したら新品パネルの形状にあわせて内部の破損を修復していきます。

鈑金屋さんらしくハンマーと当て板つかって鈑金するんですね。

内部の鈑金では組み付けてしまうと中の状態がわからなくなってしまいます。

そのため新品パネルの内側や内部の鈑金箇所を綺麗に処理している人は割とすくなく修理するひとによって差がでてくる箇所だとおもいます。

見えないからべつにいいやっていうお客さんもみえますけどね、、、

新品パネルの取り付け

このようにパネルの切り口をあわせドアなど仮付けし位置調整をしてからパネルを溶接して固定していきます。

ここでの注意点は溶接した時の熱でパネルが変形することで切り口の隙間は驚くほど狭くなっていきますし、ひどいときにはパネルが広範囲で変形してしまいます。

主に半自動溶接でそういった症状がでてきますので注意しながら溶接していきます。

写真の車両が変わってしまって申し訳ございませんが溶接痕(ビートなどと呼ばれます)はこんな感じになります。

パネルが挟める状態の場所はスポット溶接、挟めない形状の場所は半自動溶接といった感じですね。

新品パネル取り付け後の作業

パネルの取り付け後は溶接跡をベルトサンダーで削り平にします。

パネルを繋いだ場所は足付けといってパテを付けれるように処理したのちパテをもり乾燥後研ぎサフェーサーを塗って下地を作ってから塗装工程にはいります。

パネルの重なっている部分と裏側などの溶接で焦げた場所はシーリングなどで防水処理をしておきます。

鈑金の作業としてはここまでとなりますが破損状況によってはさらに広範囲になることも当然あります。

塗装後から仕上げまで

塗装後は塗装した場所をコンパウンドとポリッシャーを使って磨いていきます。

最後はパーツを組み付けて完成です。ピカピカに治った車両は何度みても嬉しくなりますね。

また大事に乗ってもらえたらいいなw

まとめ

駆け足で紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

ユーザーさん目線ではパネルを切りつないだ箇所、シーリングの跡、タイヤハウス内の処理を注意してみていただくと綺麗に鈑金塗装がされているかの基準になるかと思います。

スポット裏の防錆処理もポイントでよく塗装を削ったまま未処理の車両も見かけますので確認してもいい箇所だと言えます。

また修理されて車が納車された後から異音がするなどのトラブルはリアフェンダー裏の内装やリアのシートベルト等を脱着しているはずなのでそのあたりの取り付け不良も考えられますので早めに修理依頼先へ相談されたほうがいいですね。

車が破損してから時間が経ってしまうと錆びや水漏れを起こす可能性もあるため早めの修理安心です。

そのまま乗るのは状況によっては破損個所と歩行者などの接触で歩行者のケガなのど心配もでてくるため早めの修理で安心ドライブを。