久しぶりの投稿となりました。現在進行中のC3の復旧ですが中止になっている訳ではありません。
ブログを更新する時間が中々とれずにいるだけでゆっくりと進んでいっております。
前回はダメージを受けたFront endの前方をカットしたところまででしたから、今回はインナーパネルの修理する様子をご紹介いたします。
インナーパネルの修正
少し解りずらいですが素材はFRPで出来ております。Front endパネルと接着されており、高さを維持するためのステーでパネルとも接していたため、かなりの力で車両後方へと押されたのでしょう、割れと変形しております。
L字ような格好でインナーパネルはエンジン側面を覆いタイヤハウスの役目をしています。

パネルの固定
固定方法は様々な方法がありますが、今回はシンプルにステーを使用しました。
特別なものではなく、ホームセンターにいい感じの物があった為そちらを使用。
後方へ下がってしまったインナーパネルを前方に修正し、割れて変形した部分も修正しビスで固定します。
裏から見るとこんな感じです。
飛び出したビスはベルトグラインダーで削り落とします。
今回は裏側から先にFRPのガラスマットを貼りたいので、インナーパネル表面をダブルアクションのサンダーで削ります。
目安としてはガラスマット一枚が0.8mm位になりますので同じ位掃除もかねて削っていきましょう。
最初に貼った様子ですが、実はこれ失敗ですw
気泡が上手く抜けず張り直しております、全部削り取り張り直しなんですがインナーパネルの角度が裏からは脱泡しにくく3回張り直しました。
気泡が入ると著しく強度が落ちるので要注意です。
仕上げまで。
裏側にガラスマットが綺麗に貼れて、硬化しましたらインナーパネルは固定されました。
除去した部分には今回はアダルライトと呼ばれる接着剤を使用しております。
アダルライトはFRPとの相性がよく、複合素材を接着するのにも適しており硬化時間を長くとりたい時にはオススメです。
表も同じ様に削り込みFRPを積層していきます。
上手く脱泡できました。
FRPの硬化時間は硬化剤の入れる量で調整しますが、入れすぎは厳禁。取り扱いには注意しましょう。
完全硬化する前にはみ出した部分をカッターナイフやハサミで除去しておくと後からの作業が楽になります。
今回は表面をツルっとさせたいので更に削り込み、樹脂だけをもう一回塗ります。
削り込んで、
硬化したらもう一度表面をならし、形を整えてサフェーサを入れてサンディングをし、塗装をしたら完成です。
まだまだ続きます。
インナーパネルの修復は実はかなり前に完了しており、各パーツが揃うのを待つ状況でしたが、、、
つい先日着弾いたしましたw デカいですw
一通りパーツも揃いましたのでゆっくり進行していきます。宜しければまた観覧しに来てくださいね。